ワンセグ放送
モバイルで活躍
地上デジタル放送で使われる電波の一部を使って始められたワンセグ放送は、モバイル環境で一番活躍します。たとえば、通勤途中で朝の最新ニュースを見られたり、残業しても帰りの電車でゴールデンの番組を楽しめたりするのです。
これまでも、TVチューナを内蔵した携帯電話やモバイル機器がありましたが、ノイズが多くてとても見られたものではありませんでした。ところが、ワンセグ放送は町中や郊外を移動中でも明瞭な画面と音声を提供してくれるのです。
なぜこんなことができるのか、技術的な解説は下記記事を参照してください。
携帯機器にピッタリ
現在ワンセグ放送を受信できるのは、携帯電話、カーナビ、携帯DVDプレーヤなどです。どの機器も持ち運んだり、移動しながら使用するものです。
ワンセグという放送方式は、地上デジタル放送(地デジ)と同じくデジタル放送です。でも、始めからモバイル環境で鮮明な画像、音声を視聴できるように考えられ、地上デジタル放送とは違った放送方式を採用しています。
ワンセグは、iPodやPSPでも採用されている話題の映像圧縮技術「H.264」というMPEG4系の技術を使っています。
- 圧縮方式
- H.264/MPEG4 AVC
- 解像度
- 320*180(16:9)/320*240(4:3)
- コマ数
- 15フレーム/秒
- 音声
- ステレオ/モノラル/音声多重
- 字幕放送
- 可能
ワンセグデジタル放送移行スケジュール
ワンセグ放送は、2006年4月より関東、中京、関西地区で正式に放送が開始されました。
地上デジタル放送が2004年に開始され、いよいよデジタル放送の新しいサービスが充実してきました。
2006年12月1日に、全都道府県の県庁所在地でワンセグ放送が開始されました。
詳しくは、全国主要都市でワンセグ放送開始を参照下さい。