ワンセグの特徴
画像が乱れない
ワンセグの最大の魅力は、電車やクルマでの移動中でも画像の乱れが少なく鮮明な映像を楽しめることです。地上デジタル放送と同じくデジタル技術を使っているので鮮明な画像を楽しめるのですが、ワンセグ放送は地上デジタル放送と違い、非常に弱い電波でも鮮明に受信できるように工夫されているのです。
ですから、携帯電話や携帯DVDプレーヤなどの携帯機器に付属の小さなアンテナだけで歩きながらでも電車の中でもクルマの中でも鮮明な映像が楽しめるのです。
電池寿命が長い
携帯電話でテレビが見られるのは良いんだけどTVを見ているとすぐに電池が切れてしまう、と困ったことはありませんか。
ワンセグ携帯ならこれまでのアナログTVチューナー付き携帯に比べて2倍以上も電池が長持ちします注1、これもワンセグならではのメリットです。
ワンセグ放送は、地上デジタル放送の電波の一部を利用して放送していますが、電波の送り方を工夫して受信機を小型にできるように考えられているのです。
ワンセグ受信機が小型にできたことで消費電力も小さくなり、電池寿命が長くなったのです。さらに、ワンセグ放送受信機能を備えても、携帯電話サイズはあまり大きくならずに済むのです。
(注1:KDDI携帯電話W33SAの連続視聴時間
ワンセグ放送受信時2時間45分/アナログ放送受信時1時間)
受信エリアが広い
携帯機器での利用を想定しているワンセグ放送ですが、さらにすごいことに地上デジタル放送を受信できる視聴可能エリアの外側の地域でもワンセグ放送を見られる可能性があるのです。
画像が乱れない記事でも述べましたが、ワンセグ放送は地上デジタル放送と違い非常に弱い電波でも鮮明な画像を得られるような工夫をしています。
ですから、地上デジタル放送は電波が弱くて受信できなかった地域でもワンセグなら受信できる可能性があります。
地上デジタル放送受信可能エリアであれば、ワンセグ放送は携帯電話などの機器に付属の小型アンテナで十分受信できます。
さらに、カーナビゲーション付属のカーTVでワンセグ放送を受信するとこれまでのアナログTVとは次元の違う映像が楽しめます。ビル蔭など電波状態の良くないところでもあまり画像は乱れませんし、町中から遠く離れた郊外でもワンセグ放送なら見られることがあるのです。
ワンセグはデジタル方式独特の特徴として、映像が見えるときは綺麗に見えるのですが、電波が弱くて映らないときは全く画像が表示されないという現象があります。しかし、安定して鮮明な映像を楽しめる視聴可能エリアはアナログTVよりもかなり広くなるはずです。
都会でも地下街やトンネル内など、地上デジタル放送やワンセグ放送が映りにくい場所があります、ここなら見えるワンセグ記事を参照してください
字幕放送
家庭のTVでは、字幕放送は見たことがない人が多いですね。でも、携帯でTVを見ているとこの字幕放送がとても便利です。
電車の中など、まわりが騒々しいときはイヤホンで音声を聞くことになるのですが、それも面倒なときは、音声を切って字幕放送を表示させるのです。これが以外と便利なのです、ドラマのせりふや情報番組の内容など、画像だけでは分からない番組内容が字幕のおかげでよく分かります。
ただし、字幕放送を受信できない機器もありますので、購入されるときは注意してください。
(写真は NHK/digital/ワンセグホームページより参照)
データ放送
ニュース速報、天気予報、交通情報などデジタル放送でも送信されているデータ放送は、ワンセグでも送信されます。さらに、ワンセグに特化した独自コンテンツもデータ放送として流されています。たとえば、番組内容に連動して、番組で紹介されたホームページのアドレスやお店情報、ショッピング情報などが提供される予定です。
TVを見ていると気になるホームページのアドレスや、ショッピング情報が流されることがあります。ただ、いちいち携帯やPCにアドレスを打ち込むのは面倒です。ワンセグ端末があればデータ放送で提供されるデータを選択するだけで、インターネットに接続し欲しい情報が得られます。
ワンセグ放送やデータ放送は無料で利用できますが、インターネットに接続する場合は別途接続料金や情報料がかかりますのでご注意下さい。